北アメリカ航空宇宙防衛司令部によるサンタ大追跡/NORAD Tracks Santa 2008サイトオープン

毎年、クリスマス恒例の「北アメリカ航空宇宙防衛司令部ノーラッド(NORAD)」によるサンタ追跡プロジェクトのサイトが更新されていました。「そろそろかなー・・・?」と時々のぞいてたんですが、今年も12/1からアップされたようです。
NORAD Tracks Santa 2008
NORAD Tracks Santa 2008(日本語サイト)
NORAD Tracks Santaは、1958年から始まって今年で51年目を迎える「北米航空宇宙防衛司令部 (通称 NORAD)」の伝統行事(?)です。

50 年以上にわたり NORAD とその前身である CONAD (中央防衛航空軍基地) は、クリスマス イブのサンタの飛行を追跡してきました。
この恒例行事は、1955 年にコロラド スプリングスに拠点を置くシアーズローバック社が、子供向けに「サンタへの直通電話」を開設したときに、誤った電話番号を広告に掲載したのがきっかけとなって始まりました。サンタにつながるはずのその番号は、なんと CONAD の司令長官のホットラインの番号だったのです。子供たちからの電話を受けた当時の司令官ハリーシャウプ大佐は、サンタが北極から南に向かった形跡があることを部下にレーダーで確認させました。そして、電話を掛けてきた子供たちにサンタの現在地の最新情報を順次伝えたことから、この伝統が生まれました。(略)
1958 年、カナダと米国の両政府は「北米航空宇宙防衛司令部 (通称 NORAD)」として知られる両国が共同運営する北米防空組織を創設しました。そしてサンタ追跡の伝統は NORAD に受け継がれることとなりました。
以上 http://www.noradsanta.org/jp/whytrack.html より


去年、googleGoogle EarthNORAD Tracks Santaに協力して一部で話題になりましたが、今年もGoogle Earthで中継(?)をするようですね。個人的にはストリートビューで、時間ごとにあちこちでサンタがチラッと映ってたら面白いのに・・・と思っていたのですが、手間もお金もかかりすぎるのかなー。残念。
今年は説明ページが少し充実したような?ちょっと面白いこともここに書いてあります。(太字は私がつけました。)

サンタについて
Santa readingサンタは、1 年を通じていい子にしていた子供たちの長いリストを持っています。世界人口の増加に基づいて、常にサンタのリストは増えています。(略)

結果として、サンタは以前と同じ時間内により多くのおもちゃを配達しなければならなくなってしまいました。サンタが普通の時間感覚で作業したと仮定する場合、1 軒あたり 0.0002〜0.0003 秒の速さで各家庭を回らなければいけないということになります。

サンタクロースは見かけによらず 1,600 歳を超えているという事実を考えても、彼が私たちの知る時空間で作業しているわけではないことが想像できます。サンタのクリスマスイブの飛行は私たちにとっては 24 時間ですが、サンタにとっては数日、数週間、あるいは数か月に値するのかも知れません。サンタは、子供たちにプレゼントを配達したり、みんなにクリスマスの喜びを振りまくという大切な仕事をあわててすることを望みません。そう考えると、私たちとは異なる時空間で活動しているらしいと考えるのが唯一合理的な結論となります。

ちょ・・・wサンタのスピード目にもとまらぬ速さwwww


そして、QAページもおもろい。サンタのそりのスペックについて細かく書いている・・・w

NORAD はサンタのそりに関するデータを持っているの?

NORAD はサンタのそりが自由に向きを変えられる、全天候型、多目的、垂直短距離発着陸の可能な乗り物であることを確認しています。このそりは、長距離を燃料の補給なしで移動することができ、我々の知る限りではクリスマス イブにだけ使用されます (あとは、クリスマスの 1 か月前のテスト飛行で一時的に使用されるのみです)。
そりに関する技術データ

設計者および製作者: クリス クリングル & 妖精社
初飛行 (推定): 西暦 343 年 12 月 24 日
本拠地: 北極
全長: 75 ステ (ステッキ形キャンディの本数)/150 ペロ (ペロペロキャンディの本数)
幅: 40 ステ/80 ペロ
高さ: 55 ステ/110 ペロ
離陸時の重量: 75,000 グミ (グミキャンディの数)
離陸時の乗客重量: サンタクロース 120 kg
離陸時のプレゼントの重量: 60,000 トン
着陸時の重量: 80,000 グミ (氷と雪による加重)
着陸時の乗客重量: 570 kg
推進力: 9 トナ (トナカイ パワー)
装備: 枝角 (純粋な防衛目的)
燃料: 干し草、オート麦、にんじん (トナカイ用)
排出物質: 機密情報
上昇速度: 1 瞬 (目の瞬き回数)
最高速度: 星の光よりも高速

注: 全長、幅、高さはトナカイを含みません。

単位ペロwwwww


他にも色々面白い事が・・・。

NORAD はいつからサンタの追跡を始めたの?
NORAD の前身である CONAD (中央防衛航空軍基地) が1955 年にサンタの追跡を開始しました。1958 年に CONAD に代わって創設された NORAD は、毎年クリスマス イブに世界中を飛び回るサンタの追跡任務も引き継ぎました。

NORAD がサンタを追跡するのはなぜ?
NORAD は 24 時間 365 日休まずに、航空機、ミサイル、宇宙船の打ち上げ、その他北米大陸とその周辺を飛行する物体の監視を続けています。サンタの追跡はまったくの偶然から始まったことですが、NORAD は今後もその追跡を続けていきたいと考えています。なぜなら、私たちはサンタの追跡を可能にするテクノロジー、能力、人材を備えた唯一の組織だからです。そして何より、この任務に愛情を持って取り組んでいるのです。NORAD はクリスマス イブのサンタの公認追跡者であることを誇りに思っています。

サンタがぼくの家に来るのはいつ?
NORAD はサンタを追跡してはいますが、その経路はサンタしか知りません。我々にはサンタが次にどこに向かうのか、皆さんの家にいつ到着するのかを予測することはできないのです。しかし、これまでの歴史からサンタが各家庭を訪問するのは子供たちがぐっすりと眠っている間だけらしいということが分かっています。ほとんどの国では、サンタの到着はクリスマス イブの夜 9 時から真夜中にかけてのようです。到着したときに子供たちがまだ起きていれば、サンタは先に他の家を回ります。そしてまた後で戻って来るのです。だけど、子供たちが眠っているときだけです!

サンタはどんなルートを通るの?
通常、サンタは太平洋上の日付変更線からスタートして西向きに移動します。歴史的に見ると、サンタは南太平洋を先に訪問し、次にニュージーランド、オーストラリアの順に回ります。その後、日本に向かって一気に北上し、アジアを巡り、アフリカを横切り、西ヨーロッパ、カナダ、アメリカ合衆国、メキシコ、中央アメリカ、そして南アメリカと進みます。でも忘れてはいけないのは、サンタの飛行経路は天候に左右されるということです。だからまったく予測がつかないのです。NORAD はサンタの出発を助ける妖精スタッフと連絡を取り合って出発時刻を確認していますが、飛行経路は出発後にサンタが決定します。私たちにできるのはサンタを追跡することだけです!

サンタはキリスト教以外の国 (アフガニスタンイスラエルなど) にも行くの?
はい、そうです!サンタは彼を信じる子供がいる家庭はすべて訪問します。

サンタは何歳?
確かなことは分かりませんが、NORAD が収集した情報によると、サンタは「少なくとも」1,600 歳は超えているようです。


そんな感じで、今年も12/24が楽しみです。

追記(2008.12.24)

CNETによると、

また、専用の「NORAD Tracks Santa KML」をダウンロードすることで「Google Earth」を用いて3Dでサンタクロースを追跡可能となっている。「iGoogle」ユーザーは、NORAD Tracks Santaガジェットを自らのiGoogleページに追加することができる。
Googleは、プレゼントで山積みの空飛ぶソリを映す高解像度の「Santa Cam」動画を表示する予定である。動画が用意されていない場所では、「Panoramio」を用いた写真がGoogle Mapsに表示される。
そして、この度初めて、サンタクロースの足取りを、「Google Maps for Mobile」を用いて携帯電話から追跡可能となり、また、Twitterで「@noradsanta」を追加することでサンタクロースをフォローすることもできるようになる。

とのことです。私も早速今朝Twitterで@noradsantaをフォローしましたw