映画「ノストラダムスの大予言」

子供の頃と言うか正確に言うと小学生の頃、何かのイベントで、映画「ノストラダムスの大予言」の無料上映会がありました。別に何の気なく見に行っただけの映画でしたが、いやいや、アレは、小学生には刺激が強すぎましたね。
この映画見たことある人、いますか??

小松左京の「日本沈没」も同じ頃映画化された作品で、草なぎくんの方の「日本沈没」はリメイク作品ですよね。私はリメイク版の方の「日本沈没」は観ました。
あと、「感染列島」は、地味でヒットしなかったけど、私は飛行機で観て結構面白かったです。が、その直後に新型インフルエンザ騒動があって、後からドキドキしたりしました。
ああいうパニック映画は、子供には毒だと思うけど、オトナになった私は、ついつい怖いものみたさで観てしまったりするのです*1


で、冒頭の「ノストラダムスの大予言」ですが。
この映画は、大核戦争が勃発後、人間とも思えない人間のなれの果て風*2生物(白い大きいキモイ物体だったように覚えてます)が、他の"人間のなれの果て"を食べあうシーンがなんともエグくて、強烈に恐ろしかった事を記憶しています。(こども心には相当なエグい映画でしたが、やっぱり、色々と問題になったんですねぇ。今、ビデオ化もDVD化もされていないよね?これ。)

「1999年って言ったら、わたし、●才なんだ。わたし、●才になったら、地球はめつぼうしちゃって、しんじゃうんだ。どうしよう。死んだらどうなるんだろう。どうしよう、どうしよう・・・」「どうか、ちきゅうはめつぼうしませんように・・・*3

と、3ヶ月間(くらいだったと思う)毎日、寝る前になると、ふと、これを繰り返し考える毎日で、一緒に見ていたほかの子が、あくる日からフツーに何事も無く楽しそうにすごしているのが信じられませんでした。いやー、私、しばらく毎日考え込んじゃってましたからねー・・・。

「死んだらどうなる?」「死ぬってどうゆうこと?」と言う事を考えたのは、これが生まれて初めての事でしたが、私の「死」に対する(ある種の)原体験がコレで、今でもふと、「死ぬって怖いなぁ・・・」「死んだらどうしよう・・・」と、とりとめもなく思うことがあります。

ちなみに、「ノストラダムスの大予言」は、私が小学校に入るずっと以前の作品で、五島勉の小説「ノストラダムスの大予言」を原作としています。ここのページに詳しく紹介されていたので、リンクを張っておきます(上記記載の「問題になった」話も簡単に書いてあります)。今読み返すと「ああ、そういえばそうだった・・・」と、結構ストーリー覚えています。やっぱり私にとって、ある種の「恐怖」映画だったから、奥底で覚えているんだなー・・・。

あんなに恐ろしいと思ったノストラダムスの大予言ですが、1999年は、ぶじ、何事も無く、今も元気に私は生きています。ありがたや、ありがたや。。。

ところで、ふとgoogleの検索結果でみただけのページだったのですが、こちら「CinemaScape−映画批評空間−ノストラダムスの大予言」なんかにも、

小学低学年の夏。観た後およそ一カ月くらい、核戦争後の未来の描写が頭に焼き付いて離れず、怖くて一人で眠れませんでした

とか書いてあって、わー、私と同じ様な気持ちだったヒトがここにいたー・・・と思って、少しほのぼのしましたよ。


なんですかねー。子供のころみた映画の恐怖心って忘れられないですよねー。フとしたときにフラッシュバックするというか。
何でこんなこと書いたかと言うと、今日朝起きたとき、ドーッと疲れてて、何を夢見たか覚えてないのだけど、この気持ち悪さはあの映画観たときの気持ち悪さだ・・・って、さっき、ハッと気づいたので、脈絡もなくエントリをした次第です。


ではではー。

日本沈没 [DVD]

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*1:同じ怖いものでも血が出るホラー系はもう全然ムリですけど

*2:原形をとどめていない

*3:ヒネた子なので神には祈らなかったw