はつこいのはなし

「みんなも教えて!はつこいの話!2009-06-07」とid:murashitさんがいうので、わたしもかいてみますよ。


ええと、あれはたしか、わたしが、ようちえんにいっていたときのこと。
ようちえんは、まるえりのシャツに、ひだスカートのせいふくだったのですが、べつにそんなことは、ほんだいにかんけいなく、やすみじかんに、ブランコにのっていたわけです。
とうじ、ブランコがどれほどこげば、さいだいげんにゆれることができるのか、わたしはまいにちいっしょうけんめいけんきゅうによねんがありませんでした。
たちこぎがいいのか。すわってあしをふるのがいいのか。
あるひ、いっしょうけんめい、ブランコをこぎすぎて、わたしのうんどうぐつのかたほうが、スポーンと、とんでいってしまいました。
「あ・・・」とおもっていると、スッとちかよってきたおとこのこがいました。おとこのこは「しんごくん」といいました。
「くつがぬげちゃったんだね。コレ、とんできたよ。ホラ。」
と、しんごくんはくつをもち、わたしのところにちかよってきました。そして、ブランコをこぐのをやめたわたしのあしもとのすぐしたまで、はきやすいように、くつをもってきてくれました。
「おうじさまだ・・・」
わたしは、そのときおもいました。
しんごくんは、わたしがちゃんとくつをはいたのをみとどけて、「きをつけてね」といって、さっそうと、さっていきました。
これがわたしのはつこいなんじゃないかとおもいます。
ちなみに、しんごくんはわたしより「のりちゃん」のことがすきでした。のりちゃんは、まんまるおかおで、ちょっとぼんやりしているこです。
のりちゃんはというと、しんごくんより「いっしきくん」(したのなまえわすれた)がすきで、いっしきくんはというと、わたしとなかがよかったです。
これからのながいじんせいで、えんえんとくりかえす、「おもうひとにはおもわれず」というけいけんも、このときがはじめてのたいけんだったきがします。

そんなかんじで、どうでしょうか。id:murashitさん。