ユナイテッド航空の背水の陣(?)

アメリカの航空会社で、次々に各種サービスが有料化の動きに。
機内の枕と毛布有料に 原油高で米航空大手が苦心-asahi.com

米格安航空会社ジェットブルー・エアウェイズは、枕と毛布のセットを7ドル(約770円)で販売。衛生寝具メーカーが開発した商品で清潔さを強調し、家庭用品小売りチェーンの割引券も付けて新サービス導入を装っている。
だが、積み込み備品の削減と洗浄コスト抑制が狙いなのは明らか。USエアウェイズ・グループも追随するもようだが、ニューヨークのタブロイド紙アンケートでは、約7割の市民が「利用客を失う愚策」と非難した。

国際線機内食も一部有料化 米ユナイテッド、燃料高で-共同通信

米航空2位ユナイテッド航空は20日、一部の国際線のエコノミークラスで機内食の無料提供をやめ、有料化する方針を明らかにした。
(略)
ユナイテッドはワシントンと欧州を結ぶ一部の路線で、10月から機内食を有料化。欧州線以外への拡大も検討するが、日米間の路線は今のところ検討の対象外という。
米航空大手の大半が国内線で、エコノミークラスの機内食の無料提供をやめ、預け入れ荷物も1つ目から有料化を開始。

枕も毛布も機内食も全て有料化ですか・・・。
夜便の場合、私は大抵機内での食事を摂らないので、その分価格が下がるのであれば、ウェルカムなんですけど、そういう話でもないようで、何だか味気ないですね。
同時多発テロITバブル破綻、格安エアラインの低運賃攻勢などなどで、アメリカの大手航空会社の取り巻く状況は非常に厳しいわけですが、多くの会社が経営破綻し(現在ユナイテッドとノースウエストは、破産法の元で経営していたと思いますが)、昨今の燃料費の高騰で、にっちもさっちもいかないところまで追い詰められているのでしょうか。
燃油サーチャージの値上げも限度があるということで、コストカットにあたっての苦肉の策なんでしょうが、コレが原因でますます、アメリカ系航空会社離れに加速がかかって、却って首を絞める羽目になるのではないかなー・・・。
以前、ノースウェストに乗ったときに、飲料の有料化だけでもすごくショボいイメージを持ったので、個人的にも、ますますサービス低下に拍車のかかった航空会社は避けたいと思うばかりですし。